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宮司が最近思ったことや
いま考えていることなど。

境内の梅、満開

当神社には社殿の手前に梅の古木があります。いつもは2月3日の節分の頃から花が開き始めますが、今年は少し遅れて、今、満開です。


23日には神社で結婚式がありましたが、新郎新婦は満開の梅をバックに記念撮影。
このお祝いの日を待っていたかのように、花を付けました。


一部は空洞化している本当に古木です。毎年、老いの幹に花を付けてくれる事、愛おしく感謝でいっぱいです。


実はこの梅の木、昭和56年に神社の境内に移されました。それまでは市内の岩船の歌川家という広い屋敷内にありました。この辺りは江戸時代には武家屋敷が並んでいましたから、その一画に立っていたものと思われます。その広い屋敷も宅地造成され、伐採されるところを救われて、吾が神社に引っ越してきました。もう40年を過ぎました。


その姿から100年も、200年も前から神社境内有るような、落ち着いた空間を作って呉れています。夏の前には、しっかりと梅の実がなります。境内に3本ある梅の実をちぎるが恒例です。今年もこの老木の梅の実が楽しみです。


これを書いている本人は、老宮司と自覚しながらも老いの程では、この老木に到底及びません。この梅の木を励みにもう少し頑張る事にします。