敬神婦人会の参拝旅行
富松神社には敬神婦人会という女性の会があります。平成25年に発足し、来年には足かけ10年目を迎えます。
正月7日の七草粥や秋の七五三詣での抹茶の接待など、女性ならでの御奉仕を戴いています。会員は35名の仲良し女子会です。
秋の恒例行事として、去る11月29日、佐世保市早岐の早來宮から焼き物の里・波佐見町への日帰り旅行を楽しみました。発会時から恒例の参拝旅行です。
早岐は『肥前国風土記』に「速來の瀬戸」(はやきのせと)と記され、急流の瀬戸として古くから著名でした。その地名を引き継ぐ「速來宮」(はいきぐう)。
女性神職として活躍の榊原宮司のお祭りに引き続き、神社に関わる楽しいお話を伺いました。
波佐見町には、この7月に歴史文化交流館がオープン。ここには中野氏・盛山氏という優秀な学芸員が在籍。当日は盛山学芸員から波佐見の古代から現代まで、一時間、立て板に水のごとく、わかりやすい説明を聞きました。かつて昭和陶器の本宅をリニューアルした資料館。随所に昭和40年代の日本家屋の良さが残されています。
併設されているカフェ・コンネでの昼食、大好評でした。そこのマスターから撮って戴いたのが、掲載の写真です。
日本家屋といえば、波佐見には昭和12年に建設された旧中央小学校公会堂があります。
中に入るなり、広々とした内部、抜群の音響効果。コンクリートホールにはない木造建築の温もりを感じました。
最後は江戸期からの皿山・中尾山の赤井倉に廻りました。店内を物色していると、大正・昭和の古物が雑然と木箱に入っています。その中に昭和初期のガラスの燗壜(かんびん)を発見。冷酒には最適と2本求めました。これで晩酌を一盃、楽しみです。
こうして秋の旅行が終わりました。