七五三詣でと紅葉
11月の神社の境内は、七五三詣での子供達の晴れ着で賑わっています。
ただ10年ほど前までは、七五三詣では11月15日、あるいはその日に近い土日というのが定番でした、近頃は早い方は9月頃から参拝があり、10月、そしてピークはやはり11月の土日、12月の初めまで続きます。
3歳の髪置、5歳の袴着、7歳の帯解と各年齢のお祝い。子供さん方の健やかな成長を祈って、家族で参拝されます。丁度、この頃の富松神社の境内は、紅葉の真っ盛り。
その紅葉の下で記念撮影、また境内に立つ「思い出石」で身長を計る家族と、一年の内で最も境内が華やぐ時です。
例年ですと、敬神婦人会のご婦人方によって御抹茶の接待も行うのですが、昨年、今年はこのような世情下で、取りやめにしました。
最近、その参拝に少しの変化が芽生えています。お母さん方が和服でみえるのは多いのですが、加えてお父さんの和服姿を、ちらほら見かけるようになりました。
先日、3歳の娘さんのお祝いに4名で御参拝。御両親、それにお祖母さまと全員が和服でした。お父様に「着物はよく着られますか」と伺うと、「いや初めてです」との事。
よく似合っておられるのです。日頃の洋服から揃っての着物、思い出深い一日になられた事と思います。
神社の建物も、境内も、着物がよく映えるのです。何かのお祝い日、記念日には、是非、着物でお出かけ下さい。着物姿の神主と巫女がお迎えします。