境内に竹風鈴の休憩所が完成
当神社の境内には相撲の土俵があります。用いるのは年に一度、10月17日の秋祭りの奉納相撲の時だけです。日頃、稽古を積んだ力自慢の高校生力士、各部隊からえり抜かれた自衛官力士、相撲好きの一般力士と、それは巧みな相撲が奉納されます。
しかし、その一日以外、土俵場の出番がない事から、何か有効利用は出来ないものかと思案の末、写真のような床には簀の子(すのこ)を張り詰め、竹を吊した竹風鈴の休憩所が、この度、完成しました。
解体可能ですから、秋のお祭り時のには取り外し、本来の土俵となります。
そよ風にのって竹風鈴が、コロンコロンと音を奏でます。子供さん達が簀の子の上を駆け回るのも良し、座して読書するのも良し、縁に腰掛けて新緑を楽しむのも、また一興です。是非、ご自由にお使い下さい。ただ約束事が一つ、簀の子に上がる時には、靴をお脱ぎ下さい。

この竹風鈴休憩所の完成を記念して、去る5月10日にトークセッションが行われました。休憩所の設計者でスキーマ建築計画代表の長坂常氏、建築家・INTERMEDIA代表の佐々木翔氏、そして富松神社宮司の久田松の3人によって、楽しみを作る空間について語り合いました。
そのセッションの模様は下記のYouTubeで見ることが出来ます。是非、御覧下さい